薬剤師派遣のメリット・デメリットと転職の際に注意すること

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

薬剤師派遣の画像

<この記事について>

この記事では「派遣」をテーマとして、下記目次の通り薬剤師の派遣の働き方を明らかにしていきたいと思います。

派遣での転職を考えている方を中心に参考にしていただければ幸いです。それでは早速見ていきましょう!

<目次>

(1)そもそも派遣ってどういうもの?

(2)薬剤師が派遣で働くメリットとデメリット

(3)薬剤師が派遣で転職する際に気をつけるべきこと

(4)派遣で転職すると決めたら、おすすめしたい転職サイトはこれだ!

(1)そもそも派遣ってどういうもの?

この記事を読んでいただいているということは派遣の業態に興味をお持ちかと思いますが、そもそも派遣とはどのような雇用形態で、どのような働き方をするのかご存知でしょうか?

もしかしたら知らない方もいらっしゃるかもしれないので、まず先に派遣の特徴をご説明します。

所属先

派遣が正社員やパートと大きく違うのは「派遣先の会社」と「所属している派遣会社」の二つの会社が出てくることです。

「派遣先の会社」というのが調剤薬局やドラッグストアであり、「所属している派遣会社」は薬キャリ(エムスリー)やファルマスタッフのような人材会社ですね。

つまり、調剤薬局やドラッグストアの社員ではなく、エムスリーやファルマスタッフの登録社員となるわけです。

ちなみに派遣先は調剤薬局がメインになり、経験者はドラッグストアも紹介されることもあります。派遣で病院に行くことはおそらくありません。

働くまでの流れ

順番としては転職サイトの薬キャリやファルマスタッフに登録して、そのままそれぞれ運営している会社に派遣登録をしに行きます。

登録が終われば派遣会社から派遣先を紹介され、3ヶ月〜半年くらいのスパンで働き、そこでの契約が終わればまた次の会社を派遣会社から紹介されるという流れになります。

業務内容

実は業務内容は正社員やパートと完全に同じかというと若干違います。というのも調剤業務は薬の位置を覚え、なおかつ調剤内規もあるので薬剤師としてのスキルがあっても任されないこともあります。

探す時間がかかってしまって業務が滞ってしまうと人を雇っている意味がなくなりますからね。ただ半年などの長期の契約になるともちろん調剤業務を覚えることも期待されます。

なので任される業務としては患者さんへのお薬の説明やその記録が主になります。

留意点

留意点としては福利厚生や各種保険(会社によっては薬剤師賠償責任保険に加入しているところもあります)などは派遣先の会社に準ずる形になることと、ボーナスが出ないことです。

有給や育休がどのような条件で取得できるかなどは派遣会社に聞かなければいけません。

もちろん派遣社員だからといって休暇が取得しにくいということはなく、「○時間以上働いていること」など条件を満たせば誰でも休暇をとることはできますのでご安心ください。

あと3ヶ月とかのスパンではなく、単発の案件もあります。

(2)薬剤師が派遣で働くメリットとデメリット

派遣の業態について理解したところで、次はいよいよ派遣のメリットとデメリットについてご紹介しましょう!

「人不足を補うための応急処置」というのが派遣の本質なので、そこから派生するメリットとデメリットは以下になります。

メリット

1.時給が高い

何と言っても一番のメリットは時給に換算するとかなり高いことですね。パッと目につく求人でも時給3000円、頑張って探すと時給4000円などの高時給案件もあります!

時給3000円、1日8時間、週5日で計算すると月収でなんと約48万円!ボーナスがないことを差し引いても普通に良い給料ですね。

では何故これほど派遣だと時給が高くなるのでしょうか?それは先ほど述べた通り、どうしても人手が足りないのを派遣で補おうとするので緊急性が高く、必然的に需要>供給になるためです。

ご存知の通り薬剤師一人当たりの一日に処方箋を処理できる枚数が決まっているため、人手に困っているところは多いでしょうね。

補足すると調剤薬局の正社員の場合は都市部の方が給料が高くなりますが、派遣の場合は地方の方が時給が高くなる傾向にあります。

地方に行くほど即戦力になる薬剤師はレアだからですね。そのために地方に移住しようという方は中々いないでしょうが・・・

2.定時で帰れる

もう一つの大きなメリットとして定時で帰れるというのがあります。

正確にいうとサービス残業がありません。タイムカードできっちり就業時間を計っているため、ただでさえ時給が高い薬剤師を残業させたいと思うところは少ないのです。

人手が必要なピークタイムと違って残業でやることって一人や二人でも時間をかければ捌けますからね。

その分正社員の方に負担がかかるようになりますが・・・ちなみにタイムカードを切ってサービス残業させるようなことはできません。

そんなことさせられたら派遣会社の方にチクればいいからです(笑)そして場合によっては派遣先を変えてもらえば大丈夫です。

3.正社員ではできない柔軟な働き方ができる

3つ目は正社員ではできない柔軟な働き方ができることですね。週に3日だったり9時〜13時の時短勤務など希望を伝えれば派遣会社の方が希望に沿う求人を見つけてきてくれます

パートでも同じように条件を調整することはできますが、時給が高くてこの働き方ができるのは大きなメリットですよね。

正社員から派遣社員になった方で、「年収は変わらないまま週4日勤務になって自分の時間が増えた」という方もいらっしゃいます。

デメリット

1.職場がすぐ変わる

派遣は最長でも3年までしか同じ職場に入られません。実際は3年どころか3ヶ月で職場が変わるのが普通です。

そうなるとせっかくその職場での仕事に慣れてきたり、少し仲良いパートさんもできたりした時期に別の職場に映って一から職場のルールや取り扱う薬品など色々と覚え直さないといけないので面倒なんですよね。

まぁ面倒というのは私の感覚で、人間関係がリセットされたり新しい職場で新しいことを覚えるのが好きという人にとってはデメリットではないんですけどね。

2.安定はしてない

2つ目のデメリットとして安定していないというのは実際あります。

1年単位で見ても常に一定の収入が得られるかというと派遣紹介が中々もらえなかったりする時期もありますし、もっと長期のキャリアという視点で見ると仮に正社員に戻りたいとなった時に派遣のキャリアは軽視されがちです。

世間の派遣に対する印象は間違って捉えられていることも多いですからね。長く働けない人なのではないか、と考えられてしまう可能性は0ではありません。

このデメリットも正直、人によります。例えば結婚なさっていて共働きであれば収入が一定でなくても、正社員に戻れなかったとしても大きな痛手にはなりませんからね。

3.場合によっては条件を妥協しないといけない時もある

「家から30分圏内、時給3500円以上、週3日、9時~14時の時短勤務」など全ての条件を満たす求人は中々紹介してもらえない場合があります。

柔軟な働き方を求めて派遣を選択したのに結局正社員時代と変わらないかも・・・ということにならないように条件の中でも優先順位を決めるべきですね。

とはいえ素直に条件を甘くすることを受け入れるだけではなく、派遣会社の人には頑張ってもらいましょう。

(3)薬剤師が派遣で転職する際に気をつけるべきこと

これまでメリットとデメリットを紹介させてもらったので次は気をつけるべきことについて触れておきます。普通の転職とは少し違うので、それぞれチェックしていきましょう。

そもそも派遣に合うか

そもそも派遣という業態にあなた自身が合うか、というのが一番気をつけるべきポイントですね。高い時給と柔軟な働き方だけに目が行きがちですが、どのような人生を送りたいのかを考え、先ほど述べたようなデメリットは回避できるのかという点も大事です。

基本的には子育てなどで忙しいママさん薬剤師はとても向いていますね。

子育てや家庭が生活の中心のため多少の安定性は捨てても効率よくお金を稼ぐことができます。家庭中心の生活になると職場の人間関係もあまり気にならなくなりますしね。

求人だけ見て選んではダメ

間違った選び方としては求人サイトで求人内容だけ見て、時給が高いからそこで応募してしまう、というのもよくある失敗例です。

失敗は言い過ぎかもしれませんが、一番最初に説明したように派遣では派遣会社に所属することになるので派遣先の条件だけ見るのは良くないです。

3ヶ月後には違うところで働くことになるかもしれませんし、福利厚生などの制度は派遣会社によりますから。

なので派遣会社がそもそもどういう会社なのかしっかり調べましょう。もちろん最後にオススメの会社も紹介します。

特に気をつけるべきなのは求人数が少ないところですね。求人数が少ないと条件にあった案件を保有しておらず、中々紹介してくれないなんてことになりかねません。

派遣初心者は大手を狙う

派遣初めての人は大手の方がいいです。これは派遣会社も派遣先も両方ともです。大手の派遣会社だとサポートが手厚いですし、大手の調剤薬局であれば研修も充実している会社が多いです。

もう一つ付け加えると、できれば一番最初は高時給の求人は避けて、普通の条件で始めるというのも手です。

高時給になるほどやはり即戦力を求められるので、薬剤師としてはスキルがあっても派遣という業態に慣れてから高時給を狙うのが無難でしょう。  

(4)派遣で転職すると決めたら、おすすめしたい転職サイトはこれだ!

ということで派遣で転職する際のオススメのサイト(会社)を2つ紹介しておきます。先ほど説明したように求人内容だけではなくて、そのサイトを運営してる会社の求人数や福利厚生など特徴も見るべきです。

毎度のことですが、リスクヘッジの観点でどちらも登録するのをお勧めします。

■薬キャリ(エムスリー)

https://pcareer.m3.com/

薬キャリ(エムスリー)の強みは以下3点になります。

①派遣案件が多い!

②サポートがスピーディー!

③薬剤師業界では圧倒的知名度で安心感がある!

■ファルマスタッフ(メディカルリソース)

https://www.38-8931.com/

ファルマスタッフ(メディカルリソース)の強みは以下3点になります。

①派遣案件が多い!

②高年収案件が多い!

③派遣先についての生の情報が多い!

派遣は会社としてしっかりしていることが大事なので、薬剤師派遣業界のTOP2の薬キャリとファルマスタッフを選定しました。ちなみに求人サイトとして有名なマイナビとリクナビは派遣は取り扱っていません。

 

それでは今日はこの辺で!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。