漢方薬剤師って何?業務内容となり方、メリット&デメリット

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漢方薬剤師の画像

<この記事について>

この記事では「漢方薬剤師」をテーマとして、下記目次の通り漢方薬剤師にまつわる疑問についてお話していきたいと思います。

漢方薬局ってそもそも普通の薬局とどう違うの?どうやって漢方薬剤師になるの?なるメリットあるの?という方を中心に参考にしていただければ幸いです。それでは早速見ていきましょう!

<目次>

(1)漢方薬局と漢方薬剤師とは

▪漢方ブーム

漢方薬局ってよくわからないことが多いですよね。ただ「漢方ブームが最近来てるような気がする」と感じられる方も多いのではないでしょうか?実際日経新聞にもこんな記事が出てました。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO16616190Z10C17A5XM1000/

 

最近は病気になってから直すのではなく病気になりにくい体質にするという予防医療の考え方が普及して来ています。それに伴って相性の良い漢方が注目されるようになって来たわけですね。

つまり、漢方薬剤師もこれからニーズが増えてくる職業だと予想されます。

▪漢方薬局と調剤薬局の違い

では漢方薬局と調剤薬局は何か違いがあるのでしょうか?簡単に言うと調剤薬局では医療用漢方のみ取り扱い、漢方薬局ではそれ以外の一般漢方も取り扱います。医療用漢方と一般漢方の違いは保険が適用されるかされないかです。違う捉え方をするとお医者さんが出す処方箋に基づくかそうでないか、となります。

なので漢方について勉強したいと言う方は調剤薬局ではなく漢方薬局で働きましょう。もちろん調剤薬局でも漢方を扱っているところはありますが、扱ってる漢方はごく一部の有名どころということがほとんどです。

 

(2)漢方薬剤師の業務内容

漢方薬局と調剤薬局に大きな違いがあるということは、漢方薬剤師の業務内容も一般的な調剤薬局の薬剤師とは大きく異なります。ここが私的に一番の魅力ですが、漢方薬剤師は自ら患者さんの状況や症状をヒアリングして自分のオススメの漢方を調剤することができます。一般漢方だとOTC医薬品のような扱いになるので、漢方の専門家として責任が伴う一方で、大きなやりがいが得られる仕事になります。

そのためもちろん漢方についての勉強も必要になりますし、何より患者さんの相談を聞いて、最適なアドバイスをするコミュニケーション能力や診断力も必要とされます。

(3)漢方薬剤師になるには

では漢方を処方するのに特別な資格を取らないといけないのでしょうか?実は漢方を処方したり、漢方薬剤師と名乗るために必要な資格はありません。販売すること自体は今からでもできるのですが、やはり先ほど説明したように患者さんに対して責任のある仕事になるので勉強が必要です。ここでは大きく3つの方法を紹介いたします。

▪漢方薬局で働き、研修を受ける

やはり一番の方法は漢方薬局で働くことです。さらにしっかりとしたところではOJTや研修体制も整っているので安心して漢方薬剤師としてのスタートを切ることができます。サポート付きの実地訓練での経験に勝るものはありません

▪漢方・生薬認定薬剤師の資格をとる(ために勉強する)

資格をとると言うのも一つの手です。「漢方薬・生薬認定薬剤師」とは、日本薬剤師研修センターと日本生薬学会が実施している認定薬剤師制度であり、この資格を取るためにはこれらの機関が実施している研修を受けて試験に合格しなければいけません。会社によってはこの研修費用や受験費用を負担してくれるところもありますし、場合によっては手当を出してくれる会社もあります

漢方・生薬認定薬剤師の資格がないと漢方薬剤師になれないわけではありませんが、目標としてわかりやすく自信もつくのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

▪勉強会に参加する

なんだかんだ言って最後は自身のやる気です。薬局や各メーカーが勉強会を各地で開催しているので、参加して知識を深めましょう。「漢方 勉強会」で検索すると結構出て来ます。例えば下記リンクのようなページを見て興味のあるテーマに申し込んでみましょう。

 

http://www.kampoyubi.jp/workshop/

 

(4)漢方薬剤師のメリット、デメリット

漢方についての概要がわかったところでメリットとデメリットを見て漢方薬剤師になるための転職をするか考えてみましょう。

▪漢方薬剤師になるメリット

・やりがいがある

やはり一番はやりがいでしょう。自分で考えて処方できる、専門家としての責任が伴う、患者さんと関係が親密になる、というのは働く上でとても嬉しいことですよね。処方箋に基づいて薬を探すのも良いですが、患者さんの話を聴き、一般漢方294種の中から真剣にその人に合う組み合わせや合わない漢方を考え、長期的に体質改善に一緒に取り組んでいくというのはやっていることはお医者さんと同じですし、症状が良くなった時には一緒に喜ぶこともできます。薬剤師ならば誰でも変えがきく仕事ではなく、あなたでないといけない仕事になりますので、充実感を感じることができるでしょう。

調剤薬局などで忙しく働いていると考えるというよりは処理をするような感覚になってしまうことがありますよね。そのような環境下でなんとなく転職したいなぁ、という方には惹かれる職業ではないでしょうか。

・これから需要が高まるかもしれない

もう一つのメリットとしては可能性ベースの話にはなりますが、漢方市場の伸びとともに漢方薬剤師の需要が高まる可能性があります。厚生労働省が「健康日本21」というの運動を進めていて、その背景には高齢化社会で保険料が圧迫されているという事情があります。予防医療と東洋医学が紐づけられ、先ほどの日経の記事にもあったように生薬の原料を国産化するという動きも活発になりつつあります。そういった時代が来た時に漢方の経験者、資格所有者であれば優遇される未来というのは可能性としては高いと思いますし、独立を考えている方であればその時代の流れに乗って他とは漢方によって差別化をした薬局を開設することもできます

▪漢方薬剤師になるデメリット

・年収が低い

ここまで夢を膨らましておいて少し言いにくいのですが、現実問題として漢方薬剤師の年収は低いです(笑)保険が適用されないため利益を乗せにくいので仕方ないのですが・・・平均で見ると400万〜450万といったところです。

・求人が少ない

もう一つのデメリットとしては現時点では求人が少ないので、普通に転職するときのように引く手数多ということにはなりません。転職活動している人にとっては転職が若干しにくくなるというのもデメリットになるでしょう。

 

このように漢方薬剤師はメリット・デメリットが非常にわかりやすいです。デメリットを見て少し萎えた人もいるでしょうね(笑)何に重きをおくかは個人の考え方次第ですし、そこも含めてキャリアアドバイザーに相談することをオススメします!

 

(5)漢方薬剤師を目指す、漢方薬剤師として転職するのにオススメの転職サイト

最後に漢方薬剤師としてのキャリアを歩みだす、あるいは少し興味がある方のためにオススメの転職サイトを2つご紹介いたします。

特に漢方を初めて経験するという方は研修が整っている大手を目指すのが良いので「リクナビ薬剤師」と「薬キャリ」がオススメです。

■リクナビ薬剤師

https://rikunabi-yakuzaishi.jp/

リクナビ薬剤師の強みは以下3点になります。

①「漢方」に絞った求人検索ができる!

②薬剤師業界以外も扱っている大手なのでキャリアアドバイザーの質が高い!

③有名サイトなので漢方大手企業が求人を出している可能性が高い!

■薬キャリ

https://pcareer.m3.com/

薬キャリの強みは以下2点になります。

①薬剤師業界では求人案件数が一番多い!

②有名サイトなので漢方大手企業が求人を出している可能性が高い!

 

それでは今日はこの辺で!

 

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